キャンドルサービス

天に栄光 地に平和
ルカによる福音書 2:8-14
8 その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。9 すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。10 天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。11 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。12 あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」13 すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。14 「いと高きところには栄光、神にあれ、/地には平和、御心に適う人にあれ。」
夜にイエスと出会う
今日はクリスマスイブです。
イエス様の誕生をお祝いするクリスマスは12月25日。
ユダヤでは前の日の夕方から一日が始まっています。だから24日の夕方もクリスマスイブとしてお祝いします。
特にこの夜は意義深い時間です。
イエス様の誕生が最初に知らされたのは夜でした。イエス様が産まれた時間も夜だったと考えられます。
東方博士たちは星に導かれました。星が輝いていたということは、彼らがイエス様に出会ったのも夜だったでしょう。
神の栄光が地を照らす
神の栄光と無縁に思える羊飼いたち
イエス様誕生の知らせを最初に受けたのはベツレヘムの羊飼いたち。彼らは徹夜で羊たちを見守っていました。
当時の人々は羊飼いたちを見下し、低く扱っていました。町に入ることもできません。
そこに天使が現れます。天使は主なる神様の栄光を反映し輝いていました。
羊飼いたちは非常に恐れます。主の栄光はあまりにも清い。自分たちはその清さからほど遠い。そんな清い光に照らされたらどうなってしまうのだろう。滅ぼされてしまうのではないか。
すべての人のための喜びの知らせ
恐れる羊飼いたちに天使は言います。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。」
天使は羊飼いを滅ぼすために来たのではなく、大きな喜びを知らせるために来ました。
町の中で暖かく休んでいる身分の高い人だけの喜びではありません。
善い行いを積み重ねている宗教的に正しい人だけの喜びではありません。
すべての人に与えられる喜びです。
もちろん羊飼いたちも招かれています。
喜びの知らせの内容は「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」救い主の誕生です。誰のための救い主なのか。
それは知らせを聞くあなたがただと言います。
救い主はどのように来られたのか。「あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」
飼葉桶に寝ている赤ちゃんが救い主です。
飼葉桶というのは家畜がエサを食べるところ。そこなら羊飼いも入れます。
しかも救い主は赤ちゃん。
赤ちゃんに対して何か警戒心を持ちますか?
この人は自分に危害を加えるのではないか。言葉巧みに自分をだまそうとするのではないか。そんな心配はいりません。
あらゆる警戒を解いて、そのままの自分で救い主に出会えます。
クリスマスの喜びはすべての人に与えられています。
あなたのために救い主が来ました。
何も恐れなくていい。
何も心配しなくていい。
そのまま受け入れていいのです。
光を受けて平和を作る
世の光
天使のお告げの後、天の大軍が加わって大合唱が始まりました。「いと高きところには栄光、神にあれ、/地には平和、御心に適う人にあれ。」
すべての栄光は神のもの。
天使はその栄光を受けて輝いていました。
今、光の源である神ご自身が人となって私たちの間に来ました。
救い主イエス様に出会うとき、私たちも主の栄光を反映して輝きます。
私たちは世の光です。
光が必要なところはどこか
誰が地に平和をもたらすのか。
この主の栄光を反映する人たちです。
光は闇が深いほどその輝きを増します。
羊飼いも東方博士たちも夜にイエス様に出会った。
暗闇の中をさまようような時こそ、救い主イエスに出会う時です。
私たちが光を届けるべきところはどこでしょうか。
平和を作るべきところはどこでしょうか。
皆さんの愛する家族に、親しい友人に。
また孤独の中、問題の中にいる人にもクリスマスの喜びが与えられています。
この世界中にキリストの光が輝き、神への賛美が響きます。



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